数と絵|見つけて、くらべて、数の感覚を育てる

KONOMANA ORIGINAL · NUMBERS & PICTURES

数は、絵の中で
見つけられる。

りんごが三つ。もう一つ増えたら、いくつになる? 声に出して数える前に、子どもは目で違いを見つけ、手で分け、同じ数をつくっています。

対象の目安:3〜6歳 | 道具は家庭にあるもので十分です

BEFORE COUNTING

「いくつ?」の前に、
何が見えたかを聞く。

食卓にみかんが四つ並んでいるとき、子どもが一つずつ指さすとは限りません。「二つと二つ」とまとまりで見る子もいれば、端から順に数える子もいます。どちらも、数を理解するための大切な道筋です。

答えが違ったときは、すぐに直さず「どこから数えた?」と聞いてみます。指の動きや目線を見れば、数え忘れたのか、同じ物を二度数えたのか、まだ数と量が結びついていないのかが分かります。

今日見るのは、正解の速さではありません。物を一つ動かしたときに、子どもがどこを見て、どんな言葉を使うか。その変化が、次に必要な経験を教えてくれます。

THREE WAYS TO LEARN

数の感覚は、三つの遊びから育ちます。

01 / FIND

見つける

絵の中から「三つあるもの」を探します。並び方や大きさが変わっても、同じ数だと気づく経験です。

02 / COMPARE

比べる

どちらが多いか、同じかを考えます。数え直すだけでなく、一対一に並べる方法も試します。

03 / MAKE

つくる

五つの物を「二つと三つ」に分けます。あとで足し算につながる、数の組み合わせの体験です。

FIVE MINUTES AT HOME

おやつの前の五分で、試せます。

1

三つ置く

いちご、スプーン、靴下など、同じ種類の物を三つ並べます。

2

一つ動かす

間を空けたり、かたまりにしたりして「まだ三つかな?」と尋ねます。

3

子どもが並べ直す

同じ数を別の物でつくってもらい、どう考えたかを聞きます。

BY DEVELOPMENT

年齢ではなく、今できることから始める。

STAGE 01

一つずつ対応させる

一人に一枚ずつ皿を配るような場面で、物と物を一つずつ組み合わせます。まずは三つまでで十分です。

観察:同じ物を二度指ささず、最後に言った数を「全部の数」として使えるか。
STAGE 02

並びが変わっても分かる

同じ五つでも、一直線と丸い並びでは見え方が変わります。動かしても数は変わらないことを確かめます。

観察:見た目が広がると「多い」と答えるか、数え直して確かめるか。
STAGE 03

分け方を考える

六つを二人で分けたり、赤と青に分けたりします。「三つと三つ」「二つと四つ」の違いを言葉にします。

観察:分けた二つのまとまりを、再び全部の数として捉えられるか。

WHEN TO ADJUST

難しい日は、問題ではなく見せ方を変える。

指が物から外れる

物を大きくし、間隔を広げ、数を三つまでに戻します。

答えを急いで言う

「指で確かめてもいいよ」と伝え、速さを評価しません。

数えることを嫌がる

買い物や配膳など、目的のある場面に変えます。

十まで唱えられるが量が分からない

唱える練習を増やさず、一つずつ配る経験に戻ります。

数が分かるとは、答えを覚えることではなく、違いを確かめる方法を持つことです。

明日の食卓で、子どもがどの物を先に動かすか見てみてください。そこに、その子が今使っている数の考え方が表れます。