森の光を受けて葉を広げ始めたシダと、細かな葉脈が見える緑の葉

生命と生きもの|細胞・進化・生態系を親子で読む

KONOMANA / LIFE & LIVING THINGS

生命と生きもの

一枚の葉から、
細胞と進化の世界へ。

一枚の葉の内側には、目で見えない細胞の働きがあります。その形には、長い世代を通じて受け継がれてきた歴史もあります。身近な生きものから、生命のしくみと研究の最前線をたどります。

小学生と保護者へ資料確認 2026年10月20日
森の光を受けて葉を広げ始めたシダと、細かな葉脈が見える緑の葉
広がり始めたシダの葉。形の変化を見比べることから、生命のしくみを考えます。
このページの読み方

まずは気になる図や問いを一つ選んでみよう。保護者は、図の下の詳しい説明や出典も読めます。全部を一度に覚えず、「葉のどこが違う?」「何を使って育つ?」と話すところから始めてください。

親子で、図から読み進める

身近な「どうして?」から読もう。

図の矢印や形を見比べよう。「考えてみよう」を開くと、理由を確かめられます。

このページの目次 気になる問いから読めます
  1. 01生きものの体を、もう少し小さく見てみる
  2. 02DNAの情報は、細胞でどう使われる?
  3. 03大きくなることと、体ができていくこと
  4. 04同じ種類でも、みんなが同じではない
  5. 05進化を、世代と枝分かれから考える。
  6. 06一匹を見ていても、その周りの生きものにつながる
  7. 07姿を見つけずに調べる、環境DNA
  8. 08細胞の地図は、いま何を描けるのか
  9. 09答えを増やすだけでなく、違いを言葉にする
細胞

生きものの体を、もう少し小さく見てみる

身近な例と図で考える 01

手を動かすとき、細胞はどう働く?

コップを持つ手を思い浮かべてみよう。手や腕にも、形や働きの違う細胞があります。動かす働きと、体の表面を守る働きをたどります。

同じ体で、違う細胞が働く
動かす細長い筋肉の細胞が縮む働きをし、手や腕の動きにつながります。
覆う皮膚の表面では、細胞が重なり合って覆いをつくります。
二つは順番ではなく、同じ体を支える別の働きの例です。腕の動きには骨・腱・神経なども関わります。
ここが大切

同じ体の中でも、細胞のつくりと働きには違いがあります。いくつもの働きが合わさって、体を支えます。

考えてみよう · 開くと説明が読めます手を眺めるだけで、筋肉の細胞まで見えるかな?

外から見えるのは、手全体や皮膚の表面です。図は、筋肉と皮膚にある細胞の働きを、小さな部分まで見分けられるように整理したものです。細胞の姿を詳しく見るには、顕微鏡で調べた画像などを見ます。

しくみを、もう少しくわしく読む ↓ 出典 1
この例の資料:米国国立がん研究所(NCI)筋肉の組織 ↗皮膚の層 ↗

葉を眺めると、表面のつやや、枝分かれした葉脈が見えます。けれども葉脈の一本が、一個の細胞なのではありません。葉は、さらに小さな多くの細胞からできています。私たちの皮膚や筋肉も同じように、細胞を基本として成り立っています。1

細胞(さいぼう)は、体をつくる小さな単位です。細胞膜(さいぼうまく)という薄い膜に囲まれ、必要な物質を取り入れたり、外へ出したりしています。内側では、材料を組み立てる、分解する、エネルギーを使える形に変えるなどの反応が続きます。小さくても、ただの動かない部品ではありません。1

私たちの体には、物を運ぶ働きに適した細胞も、体を動かす働きに適した細胞もあります。形や内部のつくりが違うことで、運ぶ、動く、守るといった働きにも違いが生まれます。

DNAと遺伝子

DNAの情報は、細胞でどう使われる?

身近な例と図で考える 02

情報から、たんぱく質ができるまで。

ビーズは、同じ色を使っても並べ方で模様が変わります。細胞でも、材料をどの順につなぐかという情報が大切です。たんぱく質をつくる場合の流れを見てみよう。

情報を写す → 情報を読む → 材料をつなぐ
  1. DNAの情報使う部分の情報をRNAに写します。もとのDNAは残ります。
  2. RNAの写し写された情報をもとに、アミノ酸という材料をつなぐ順序が読み取られます。
  3. たんぱく質材料が決まった順につながり、できたたんぱく質が体の中で働きます。
ここが大切

矢印は、情報が使われる流れです。DNAそのものが、たんぱく質に変身するのではありません。

考えてみよう · 開くと説明が読めますRNAができると、DNAはなくなってしまう?

DNAは残ります。図では、DNAのそばにRNAの写しができ、次の工程へ進む様子を見てください。これは、たんぱく質づくりに使われるRNAの例で、RNA自体が働く場合もあります。

しくみを、もう少しくわしく読む ↓ 出典 234

DNA(ディーエヌエー)は、細胞が働き、体をつくり、親から子へ情報を伝えることに関わる物質です。DNAには、塩基(えんき)という四種類の部品が並んでいます。A・T・G・Cという文字で表すこの部品の「並ぶ順序」が、情報になります。

DNAの中で、RNAやたんぱく質をつくる情報をもつ部分を、遺伝子(いでんし)といいます。DNA全体と、その一部である遺伝子を分けて考えましょう。23

たんぱく質というと、食べものの栄養を思い浮かべるかもしれません。体の中でも、たんぱく質は細胞の構造を支えたり、化学反応を進めたり、情報を伝えたりしています。多くの遺伝子では、使う情報がDNAからRNA(アールエヌエー)という物質に写されます。その情報を読み、アミノ酸という材料を順につないで、たんぱく質をつくります。RNA自体が働く場合もあります。3

同じ個体の多くの細胞は、基本的に同じDNAの情報をもっています。それなのに、筋肉の細胞と皮膚の細胞では形も働きも違います。その違いには、どの遺伝子の情報を、いつ、どれくらい使うかという調節が関わっています。細胞の状態や周囲からの信号も、その調節に影響します。4

「DNAは設計図」というたとえは、情報があることを考える助けにはなります。しかし、家の完成図のように、体の細部から将来の暮らしまでが書き込まれているわけではありません。DNAにある情報と、それが使われる過程、体の中や外の環境を、合わせて考える必要があります。5

成長と発達

大きくなることと、体ができていくこと

生きものが大きくなるときには、細胞が分かれて数を増やしたり、一つ一つの細胞が大きくなったりします。それに加え、細胞の形や働きも変わり、葉や根など、役割の違う体の部分ができていきます。筋肉のような細胞の集まりを組織、葉や根のような体の部分を器官と呼びます。同じ小さな体を、そのまま引き伸ばすだけではないのです。6

芽が開く様子を見れば、長さだけでなく、葉の数や重なり方も変わっていきます。「大きさ」と「つくり」を分けて見ると、成長の記録が少し詳しくなります。ただし、外から撮った写真だけで、細胞が何回分かれたのかまで数えられるわけではありません。

しくみをつかむ 01 · 成長のはじまり

葉がない芽は、何を使って育つ?

土の中の種から、小さな根が出ます。まだ葉を広げていないのに、どうして伸びられるのでしょう。出発するときの材料は、種の中にあります。

インゲンマメの種の中には、幼い植物である胚(はい)があり、その一部である厚い子葉(しよう)に養分を蓄えています。お米では、でんぷんを多く蓄えた胚乳(はいにゅう)が大きな部分を占めます。種は、芽になる部分と、成長を支える蓄えを、あわせもっているのです。

種の蓄えが、新しい体を支える
① 蓄えを取り出す

水を吸って発芽が進むと、でんぷんや脂肪などの蓄えが分解され、細胞で使われます。

② 二つの使い道

新しい体の材料にする。呼吸を通じて、細胞の働きに使うエネルギーを取り出す。

③ 根や茎が伸びる

細胞が分かれたり大きくなったりします。葉が働くようになると、光合成も成長を支えます。

矢印は主な流れです。材料を使うことと、呼吸でエネルギーを取り出すことは、関わり合いながら進みます。蓄える場所や発芽の様子は、植物の種類によって違います。

水は、でんぷんの代わりになる「食べもの」ではありません。水は細胞の中の反応や、細胞が大きくなることに必要です。多くの種の発芽には、酸素と適した温度も必要です。水だけ与えれば、どんな種でもいつまでも育つわけではありません。

親子の会話例葉っぱがないのに、何を使って伸びる?

学校などで見た、発芽したばかりの豆の話から。

子供

インゲンマメから根が出たよ。まだ葉っぱがないのに、どうして伸びるの?

保護者

種の中には、芽になる小さな植物と、蓄えた養分があるんだ。インゲンマメは、厚い子葉という部分に養分をためているよ。初めはその蓄えを使って、根や茎を伸ばせるんだね。

子供

じゃあ、水をあげたのは、おなかをいっぱいにするため?

保護者

水も必要だけれど、種の養分の代わりにはならないよ。蓄えは、新しい体の材料になり、呼吸で働くためのエネルギーを取り出すのにも使われるんだ。水は、その反応や細胞が大きくなることを助けるよ。

子供

種の蓄えだけで、ずっと大きくなれる?

保護者

蓄えには限りがあるね。葉が広がって光合成ができるようになると、光を使って糖をつくり、成長を支えるよ。図の①から③を指でたどって、初めに使うものと、その後につくるものを見てみよう。

一緒に確かめること芽の最初の成長を支えるのは、種に蓄えられた養分です。

たしかめよう|葉のない芽が伸びた。土を食べたから?

種の蓄えを使って伸びることができます。発芽したばかりの芽を説明するなら、「種の中の養分が、体の材料や呼吸に使われた」が手がかりです。根が吸う水や無機養分も大切ですが、土そのものを口から食べるのではありません。

ここでは「何が育つか=胚」「何を使うか=蓄え」「何が起きるか=細胞の成長」を分けて言えると、しくみがつながります。

親子で5分|食卓の種を、頭の中でつなごう

家にあるお米や、食べている豆を思い浮かべます。図の①に指を置き、「この蓄えは、芽にはどんな役に立つ?」と話してみましょう。食べている部分が植物のどこなのかを図鑑で確かめても楽しめます。新たに買ったり、切ったり、育てたりする必要はありません。

研究とつなぐ|種に養分を届ける細胞も、同じ働き?

種に蓄えができる前には、親の植物から養分を受け取り、種の中へ配る過程があります。2026年5月21日公表のホワイトヘッド研究所などの研究は、シロイヌナズナの受粉後3・5・7日の種を調べ、細胞の核ごとのRNAから、場所による働きの違いを整理しました。

「どこで蓄え、どこで受け渡すのか」という問いが、細胞ごとの情報を調べる研究につながります。ただし、RNAの地図だけで、栄養が動く速さまで直接測ったことにはなりません。この研究は種ができる初期の研究で、発芽中のインゲンマメを観察した実験ではありません。

原著:種ができる初期の細胞地図(Nature Plants、2026年5月21日) / 研究機関の解説

基本のしくみ:ミネソタ大学『The Science of Plants』種子と発芽。学習の図と問いは、これらのしくみをもとに編集しました。

また、一つの個体が大きくなったり、季節に応じて姿を変えたりすることと、進化とは区別します。今日の芽が来週に葉を広げるのは、その個体の成長や発達です。進化は、世代を重ねる集団の変化として、あとで見ていきます。8

親子で観察 01

同じ芽の「どこが変わった?」を残す

家にある植物や、通り道から無理なく見られる木を一つ選びます。枝を折ったり、芽に印をつけたりせず、枝分かれなどを目印にして、同じ芽を数日おきに見てみましょう。低学年なら「開いていない」「少し開いた」の絵二枚だけでも十分です。

写真を使うなら、できるだけ同じ向きから撮り、日付を添えます。高学年は、葉の数、見えている部分の長さ、撮った時刻など、比べる項目を一つ加えてみてください。近づけない場所では、長さを正確に測ろうとせず、見えた形を記録します。

「前より大きい」で終わらず、「重なっていた葉が離れた」「先端の形はあまり変わらない」と言葉にすると、何を見たのかが伝わります。変化しなかったことも記録です。季節や植物によって変化の速さは違い、何日で開くかという正解を当てる活動ではありません。

個体差

同じ種類でも、みんなが同じではない

同じ木についている葉にも、大きさや形の違いがあります。別の個体どうしなら、遺伝的な違いも関わります。さらに、育ってきた時期、光や水などの条件、傷ついた経験なども、体に現れる特徴に影響します。見た目の違いの原因を、遺伝か環境かの一方だけに決めることはできません。57

人についても、多くの特徴には複数の遺伝子と環境が関わります。「遺伝だから変わらない」とも、「環境を整えれば誰でも同じになる」とも、一括りにはできません。ある集団について分かった傾向が、そのまま一人の将来を言い当てるわけでもありません。5

このページで個体差を見るのは、誰が優れているかを決めるためではありません。同じ種類の中にも違いがあることを、生きものの基本として捉えるためです。子供の外見やできることを比べて、その理由をDNAだけで説明する読み方にはつなげません。

親子で観察 02

同じ木の葉を、三枚だけ見比べる

手の届く場所でも葉は取らず、同じ木の、見やすい三枚を眺めます。丸いか細長いか、縁はなめらかか、葉脈はどちらへ延びているか。低学年は一つの違いを探し、高学年は「よく似ているところ」と「違うところ」を分けて書いてみましょう。

「上の葉は大きく、下の葉は小さかった」と記録できても、それだけで光が原因だとは決まりません。葉ができた時期や枝の位置など、ほかにも違う条件があるからです。「光の違いが関係しているかもしれない。今の観察では、まだ決められない」としておけます。

最初に「同じ」と思った三枚を、もう一度見る。この見直しが大切です。名前をたくさん覚える前にも、形の共通点と違いを見分ける楽しさがあります。写真や図鑑と合わない部分があったら、すぐに自分の観察を消さず、どこが違ったかを残してください。

進化

進化を、世代と枝分かれから考える。

身近な例と図で考える 03

一匹の変化と、世代を通した変化。

モンシロチョウの幼虫が、さなぎを経て成虫になると、姿は大きく変わります。では、この一匹は進化したのでしょうか。二つの時間の流れを見比べてみよう。

一匹の時間と、世代の時間を見比べる
同じ一匹の時間:成長・発達
  1. 幼虫
  2. さなぎ
  3. 成虫
幼虫→さなぎ→成虫。同じ一匹の体が変わる、成長や発達の流れです。
違う世代の集団:進化を見る時間
  1. 親の集団
  2. 子の集団
  3. 孫の集団
親の集団→子の集団→孫の集団。受け継がれる特徴に関わる性質の割合を比べます。 丸と三角は二つの特徴を表す仮の印です。割合の変化を説明するための例で、観測データではありません。
進化では、一匹の見た目だけでなく、集団が世代を通してどう変わるかを調べます。
ここが大切

同じ一匹の体が変わることと、集団の受け継がれる性質が変わることを分けてみます。

考えてみよう · 開くと説明が読めます幼虫と成虫を比べれば、進化したと分かる?

この二枚から分かるのは、一匹の発達による姿の変化です。進化を調べるには下の流れのように、世代の違う集団について、何が受け継がれ、その割合がどう変わったかを見る必要があります。

しくみを、もう少しくわしく読む ↓ 出典 678

生物学でいう進化は、親から子へ受け継がれる性質が、集団の中で世代を重ねて変わっていくことです。例えば、受け継がれる体の色の違いが、親・子・孫の集団でどんな割合になっているかを調べます。一匹の虫が頑張って別の種類になったり、一頭の動物が必要に応じて新しい器官をつくったりすることではありません。78

自然選択は、進化をもたらすしくみの一つです。集団の中に受け継がれる違いがあり、その違いによって、ある環境では子孫を残しやすさが変わる。その結果、世代が進むと、集団に見られる特徴の割合が変わることがあります。生き残ることだけでなく、次の世代へつながることが関わります。7

ここで、「必要だったから、その特徴が生まれた」と説明しないことが重要です。DNAの情報が変わることを、突然変異(とつぜんへんい)といいます。それは「これから寒くなるから、寒さに強く変わろう」と、将来の必要に合わせて起きるものではありません。一方、自然選択には、環境と特徴の関係による偏りがあります。進化のすべてを、ただの偶然とも、計画された変化とも捉えないのです。819

生態系

一匹を見ていても、その周りの生きものにつながる

身近な例と図で考える 04

落ち葉の材料と、光のエネルギー。

落ち葉が細かくなる場面から、その材料の行方を考えましょう。材料とエネルギーでは、進み方に違いがあります。

材料の道と、エネルギーの道
材料:炭素がめぐる道の一部
  1. 空気中の二酸化炭素植物が取り込みます。
  2. 植物・落ち葉光合成でつくった体の材料。
  3. 菌類・細菌など分解に関わり、呼吸で二酸化炭素を空気へ戻します。
↶ 空気へ戻った炭素を、植物がまた利用する
エネルギー:光から入り、熱として広がる
  1. 太陽の光植物が光のエネルギーを利用します。
  2. 植物ほかの生物が食べて利用します。
  3. ほかの生物呼吸などに伴い、熱が周りへ広がります。
植物の段階でも熱が広がります。エネルギーを戻す矢印は描きません。
ここが大切

材料は形を変えてめぐり、エネルギーは利用されながら熱として広がります。

考えてみよう · 開くと説明が読めます図から外へ出た熱は、消えたのかな?

熱として周りへ広がったあとも、エネルギーはあります。ただし、植物が糖をつくるために使う光と同じようには使い直せません。材料の矢印とエネルギーの矢印を、別々にたどってみよう。

しくみを、もう少しくわしく読む ↓ 出典 10

花に虫が来る場面には、花だけ、虫だけを見ていては気づきにくい関係があります。虫は花の蜜や花粉を利用し、訪れる際に花粉を運ぶことがあります。ただし、花に来た虫がすべて有効に花粉を運ぶとは限りません。「来た」と「受粉に役立った」も、分けて確かめることです。17

生きものどうしの関係は、食べる・食べられる関係だけでも複雑です。植物を食べる虫、その虫を食べる鳥、落ちた葉や生きものの遺骸に関わる菌類や細菌などがつながっています。一本の食物連鎖だけでなく、いくつもの道が重なる「食物網」として捉えると、つながりが見えてきます。10

こうした生きものの集まりと、光、水、空気、土などの環境が関わり合うまとまりを、生態系と呼びます。生きものの名前を一覧にするだけでなく、何を利用し、何に影響を与えているのかにも目を向けます。

植物は光のエネルギーを使い、二酸化炭素や水をもとに、糖などの有機物をつくります。有機物は、体の材料や、エネルギーを得るもとになる物質です。土から得る無機養分も成長に必要ですが、木の体が土だけを材料に大きくなるわけではありません。落ち葉などの分解を通じて、含まれていた物質が再び利用されていきます。10

材料とエネルギーでは、行き先の考え方が違います。炭素や酸素など、物質をつくる基本の種類を元素(げんそ)といいます。例えば炭素は、空気中の二酸化炭素から植物の体へ入り、食べ物や分解・呼吸を通じて、再び環境へ移っていきます。

一方、光から受け取ったエネルギーは、生きものの働きに使われながら、熱として周りへ広がります。エネルギーが消えるわけではありませんが、同じように何度でも使い回せるわけでもありません。図の「材料」と「エネルギー」の矢印を、一本ずつ分けてたどってみよう。10

しくみをつかむ 02 · 葉から体全体へ

光合成と呼吸は、何が違う?

明るい窓辺の葉と、その下の根。同じ植物でも、光の届き方や働きは違います。「糖をつくること」と「糖を使って細胞を働かせること」を分けてみましょう。

材料と、エネルギーの役目を読み分ける
光合成 · 主に葉の葉緑体で

二酸化炭素 + 水

光のエネルギーを使う

糖などの有機物 + 酸素

呼吸 · 葉や根などの生きた細胞で

糖などの有機物 + 酸素

エネルギーを使える形に変える

二酸化炭素 + 水

主な材料と生成物を整理した図です。光は糖の材料に混ぜる物質ではなく、つくるためのエネルギー源です。呼吸で使える形になったエネルギーは、物質をつくる・運ぶなどの細胞の働きに使われ、一部は熱として周りに広がります。

光合成では、空気中の二酸化炭素に含まれる炭素も、糖の材料になります。その糖をもとに、細胞の壁などの材料もつくります。木や草の体が増えるときには、水や土の養分だけでなく、目に見えない空気から入った材料も使われているのです。

つくった糖は、葉だけで使い切るわけではありません。根や、育ちつつある実・種などへも運ばれます。光が届かず、光合成をしない根の細胞も、運ばれてきた有機物を使って働けます。

明るいとき

光合成ができる葉では、光合成と呼吸の両方が進みます。

光のない夜

光を使う反応は進みませんが、呼吸は続きます。昼につくり蓄えた物質などを利用します。

呼吸は「息を吸う動き」だけではありません。ここでいう呼吸は、細胞の中で有機物からエネルギーを取り出す反応です。植物も呼吸します。「昼は光合成、夜だけ呼吸」と二つを交代させる説明にはしません。

親子の会話例暗くなったら、根もお休み?

夕方、窓辺の植物を見たときに。

子供

もう暗いね。光がなくなったら、植物の中も全部止まるの?

保護者

光を使って糖をつくる光合成は、光のない夜には進まないよ。でも、生きた細胞の呼吸は続くんだ。昼につくって蓄えた糖などから、働くためのエネルギーを取り出せるよ。

子供

呼吸って、鼻から息を吸うことじゃないの?

保護者

人が息をするのも呼吸と呼ぶね。ここでは、細胞の中で糖などを使って、エネルギーを取り出す反応のことだよ。植物には鼻がなくても、葉や根などの生きた細胞で、その反応が起きているんだ。

子供

根は土の中で暗いのに、使う糖はどこから来るの?

保護者

葉でつくった糖などが、根へも運ばれるよ。図で「糖をつくる側」と「糖を使う側」を見比べよう。葉では、明るい昼にも呼吸が進むから、昼は光合成、夜だけ呼吸、と交代しているわけではないんだね。

一緒に確かめること糖をつくる光合成と、糖を使って働く呼吸は、別のしくみです。

たしかめよう|暗くなったら、根の細胞の働きも止まる?

暗くなっただけで、すぐに止まるわけではありません。根には、葉でつくられた糖などが運ばれています。それを使う呼吸によって、夜も細胞の働きを支えられます。葉の細胞も夜に呼吸します。「今、光があるか」と「使える材料があるか」を、別々に考えてみよう。

もう一つ考えてみよう。「光をたくさん当てるほど、いつまでも同じ割合で糖が増える?」。光合成には二酸化炭素や水、適した温度も必要で、強すぎる光は傷みの原因にもなります。光だけを増やせばよい、とはいえません。

親子で5分|葉の「明るさの地図」をつくろう

家に植物があれば、動かさずに、明るく見える葉と、ほかの葉の陰にある葉を指さします。なければ、このページの葉の写真でもできます。「光を受ける場所」と「できた材料を使う場所」は、必ず同じかな?と話してみましょう。見た明るさだけで、光合成の量まで測れたことにはしません。

研究とつなぐ|大きな葉が多いほど、豆もたくさんとれる?

大豆では、上の葉が下の葉を陰にすることがあります。イリノイ大学などの研究者は、遺伝的な背景がよく似ていて葉の幅が違う計204系統を調べ、そのうち112系統は2か所・2通りの畝の間隔で比較しました。細い葉の系統では、地面の面積に対する葉の面積の最大値が約13%低くても、種子の収量に統計的に有意な差は見つかりませんでした。

原著の公表は2025年12月26日、研究機関の解説は2026年1月29日です。「葉をつくるのに使う材料」と「葉全体への光の届き方」を一緒に考える研究です。すべての植物で小さい葉が有利だと示した結果ではありません。家庭の植物の葉を切る方法を勧めるものでもありません。

原著:大豆の葉形と葉の面積・収量(Plant Physiology) / RIPEの解説(2026年1月29日)

基本のしくみ:ミネソタ大学の光合成教材 / 英国SAPSの光合成・呼吸の教師用資料(PDF)。資料確認:2026年10月21日。

親子で観察 03

花に「何回来たか」を、五分だけ見てみる

安全に立ち止まれる場所の花を一か所選び、離れたところから五分ほど見ます。虫は捕まえず、触らず、食べものを置いて呼び寄せません。針をもつ虫などが近くに来たら、観察をやめて離れます。花の種類が分からなくても、場所と花の形を記録すれば始められます。

低学年は「花に止まった」「近くを飛んだ」を絵で残してみましょう。高学年は、花に止まるたびに印をつけ、時刻、天気、見た花の範囲も書きます。同じ虫が何度も来るかもしれないので、この印は「違う虫の数」ではなく「訪れた回数」です。

別の日と比べるなら、同じ場所、同じくらいの時刻、同じ長さの時間を目安にします。それでも気温や風、花の状態などは変わります。回数が違ったら、すぐに理由を一つに絞らず、一緒に変わったものを探してみましょう。

一度も来なかった日は「この五分では見なかった」と書けます。「この場所には虫がいない」とは、まだ言えません。生きものを調べるときには、何がいたかと同じくらい、いつ、どれだけ探したかが大切になります。

環境DNA

姿を見つけずに調べる、環境DNA

身近な例と図で考える 05

下流のDNAは、どこから来た?

川の上流Aに魚がいる場面を考えます。下流Bで水を調べると、その魚に由来するDNAが見つかりました。手がかりを、どこまでたどれるでしょう。

上流Aから、下流Bへ
  1. 上流で魚の体から離れた細胞などが、水に入ります。
  2. 流れに乗って含まれるDNAの一部が、下流まで運ばれることがあります。
  3. 下流で調べるDNAが見つかっても、魚が下流にもいるかは、別に確かめます。
Aは上流、Bは下流の採水地点。小さな点はDNAの手がかりで、薄い点は分解や薄まりを表します。研究の工程を整理した図です。
ここが大切

DNAは生きものの手がかりです。見つかった場所だけで、今いる魚の場所や数までは決められません。

考えてみよう · 開くと説明が読めますBでDNAが見つからなければ、上流にも魚はいない?

水に含まれるDNAが少なかったり、途中で分解されたりして、見つからないこともあります。まずは『この調べ方では見つからなかった』という結果と、『いない』という判断を分けて考えましょう。

しくみを、もう少しくわしく読む ↓ 出典 1112

見つけにくい生きものを調べる方法の一つが、環境DNA、eDNAです。生きものから離れた細胞や粘液、排せつ物などに由来するDNAが、水や土などの環境中に残ります。研究者は試料からDNAを取り出し、その配列を、由来の分かっている配列と照らし合わせます。11

例えば魚を調べるなら、川の水を採り、その中からDNAを取り出して、並び方を分析します。それを、どの生きもののものか分かっているDNAの情報と比べます。水を見ただけで、魚の名前が分かるわけではありません。調べるDNAの部分によって見分けやすい生きものは違い、比べるための資料が足りない種類もあります。1112

2026年3月に公表された研究では、欧州とエクアドルなどの研究者が、エクアドルのアンデス地域の52地点で環境DNAを調べ、希少な両生類などの生息を探りました。しかし、目で個体を確認できたのに、設定した基準ではそのDNAを検出できなかった場所もありました。新しい方法にも、見落としがあることを示しています。12

逆にDNAが見つかっても、水に運ばれて別の場所から来た可能性があります。検出地点のすぐそばに、今、生きた個体がいるとまでは決められません。DNAの量から個体数をそのまま数えることもできません。流れ、分解、DNAの出方などの影響を考え、必要に応じて目視や音の調査も組み合わせます。1112

先ほどの五分間の観察で「見なかった」と記録したことは、この区別につながります。「見つからない」と「いない」、「手がかりがある」と「姿を確認した」は同じではありません。家庭で水や土を採集したり、微生物を増やしたりしなくても、研究で何を証拠とするのかは考えられます。

研究の最前線

細胞の地図は、いま何を描けるのか

身近な例と図で考える 06

細胞の種類と場所を、一緒に見る。

学校の名簿でクラスの顔ぶれが分かり、座席表で座る場所が分かります。細胞の研究でも、似た特徴のまとまりと、その場所を組み合わせます。

特徴と場所を調べ、時期を比べる
  1. 特徴を調べる細胞ごとにRNAを測り、よく似た特徴のまとまりを探します。
  2. 位置を重ねる組織のどのあたりに、その特徴の細胞があるかを調べます。
  3. 時間を比べる成長段階の違う試料を比べ、変わり方を推定する研究もあります。
特徴や位置を実際に測ることと、試料を比べて道筋を推定することは別です。記号は分類のための印です。
ここが大切

実際に測った情報と、そこから推定した関係を分けると、細胞の地図が読みやすくなります。

考えてみよう · 開くと説明が読めます矢印があれば、同じ細胞を追ったと分かる?

違う時期に集めた試料の、似た状態を計算で結んだ矢印もあります。図の説明で、同じ細胞を実際に追跡したのか、変化の道筋を推定したのかを確かめてみましょう。

しくみを、もう少しくわしく読む ↓ 出典 14151618

細胞の研究でも、「どんな細胞があるか」に加えて、「どこにあり、いつ、どんな状態にあるか」を組み合わせる研究が進んでいます。米国NIHのHuBMAPは、人体の細胞の配置や相互の関係を調べるための技術と地図づくりを進める取り組みです。完成した人体の全知識が収められている、という意味ではありません。13

教室全員の身長の平均が分かっても、一人一人の違いまでは分かりません。細胞の研究でも、たくさんの細胞をまとめた値に加え、一つずつの違いを調べます。これが単一細胞解析(たんいつさいぼうかいせき)です。

例えば細胞ごとにRNAを測ると、どの遺伝子の情報が使われているかを調べる手がかりになります。細胞から核(かく)を取り出して測る方法もあります。核は、多くの動植物の細胞でDNAが収められている部分です。131415

RNAの測定は、すべてのたんぱく質の量や、細胞の働きの全体を直接測ることとは違います。どの情報を測った結果なのかを読むと、地図から分かることも捉えやすくなります。

空間解析は、組織の中の位置と分子の情報を結びつける方法です。どんな細胞があるかという名簿に、位置の地図を重ねる、と考えてみてください。ただし、測れる遺伝子や位置の細かさは方法によって違います。「空間解析」という一つの名前の下に、同じ性能の装置があるわけではありません。18

英国サンガー研究所などが2024年に報告した腸の細胞地図では、複数の研究のデータを統合し、細胞の種類や配置を調べています。データを集めるだけでなく、研究ごとに違う測り方や細胞の呼び方をそろえる作業も重要でした。大きな地図は、国や研究室を越えて比べられるようにする仕事によって支えられています。14

2026年の研究から――イネの一生と、小さな種子の内側

2026年10月6日、華中農業大学、BGI Research、中国科学院などの共同研究が、イネの一生を扱う細胞地図をCellで公表しました。単一の核から得るRNAの情報と、組織の位置に結びついた情報などを合わせ、種子から育ち、次の種子をつくるまでのさまざまな器官と段階を調べたものです。15

同じイネでも、根、葉、種子などでは働く遺伝子の組合せが違います。この研究では、細胞の状態をつなぐ発達の道筋も推定しています。ただし、多くの試料を比較して推定した道筋を、同じ一個の細胞を一生撮り続けた映像のように受け取ることはできません。測ったものと、計算で結びつけたものを分けて読む必要があります。15

米国ホワイトヘッド研究所の研究者らは、2026年5月の論文で、シロイヌナズナという植物の種子ができる初期の細胞の地図を報告しました。種子には、やがて根や葉などになる胚や、成長中の胚へ栄養を供給する胚乳などがあります。それらの細胞ごとに遺伝子の働き方を調べ、組織どうしがどう関わるかを考える手がかりにしています。16

これらは、成長や作物の性質を詳しく調べるための研究資源です。地図ができた時点で、どんな環境でもよく育つ作物が完成したわけではありません。また、ある植物の特定の条件で得られた結果が、別の植物や人の体に、そのまま当てはまるわけでもありません。1516

地図の色から、どこまで分かる?

研究で見る色分けの中には、計算で似た状態の細胞をまとめたものがあります。色が違えば、生物の中にその色の境界線が必ずある、とは限りません。「細胞の種類」と、一時的に変わる「細胞の状態」をどう分けるかも、測定と解析の課題です。18

細胞の位置とRNAの違いが一緒に見つかっても、それだけで一方が他方の原因だとは確定しません。働きを変える実験や別の測り方などで確かめる必要があります。美しい地図ができるほど、その地図には何が載っていないのかも、研究の問いになります。

親子の学び

答えを増やすだけでなく、違いを言葉にする

低学年では、葉の輪郭を一つ描いたり、花に虫が止まるところを一緒に見たりするだけでも、このページにつながります。大人が「これは細胞分裂だね」と先に答えを当てはめるより、「どこが前と違う?」と、子供が見た部分を聞いてみてください。

中学年になったら、「見たこと」と「そう思った理由」を分けてみます。「三枚の葉のうち一枚が細かった」は見たことです。「光が少なかったからかもしれない」は理由についての考えです。どちらも書けますが、同じ確かさの言葉にはしません。

高学年は、「その説明を確かめるには、ほかに何を調べればよいか」まで考えられます。別の日に見る、同じ種類の別の木を見る、図鑑の説明と比べる。できる範囲で進め、家庭だけでは確かめられないことには、研究ではどんな道具を使うのかを調べる道もあります。

観察のために新しい器具をそろえる必要はありません。一つの場所で、数分見るだけでも始められます。知らない植物を口に入れず、生きものを捕まえたり移動させたりせず、通行やその場所の決まりを守って眺めます。名前が分からないまま、形を記録して終えてもかまいません。

一枚の葉は、細胞の働きでつくられ、環境の影響を受け、世代を越えた歴史の中にあります。そして周囲の生きものや空気、水、土とつながっています。次に同じ葉を見たとき、「何という名前?」に加えて、「前とどこが違う?」「何とつながっている?」という問いも、持ってみてください。

RESEARCH & SOURCES

研究の出典と、分かる範囲。

本文の数字から、対応する資料へ進めます。2025〜2026年の研究と、基本のしくみを支える公的機関・大学などの資料を参照しました。研究の公表日と観測した年は、本文で分けて示しています。資料確認:2026年10月20日。

  1. L01
    What is a cell?
    U.S. National Library of Medicine / MedlinePlus Genetics / 2021-02-22(更新日)
  2. L02
    Deoxyribonucleic Acid (DNA) Fact Sheet
    National Human Genome Research Institute (NHGRI)
  3. L03
    How do genes direct the production of proteins?
    U.S. National Library of Medicine / MedlinePlus Genetics / 2021-03-26(更新日)
  4. L04
    Can genes be turned on and off in cells?
    U.S. National Library of Medicine / MedlinePlus Genetics / 2021-03-26(更新日)
  5. L05
    Introduction to Genomics
    National Human Genome Research Institute (NHGRI)
  6. L06
    How do cells divide?
    U.S. National Library of Medicine / MedlinePlus Genetics / 2021-03-26(更新日)
  7. L07
    What is natural selection?
    Natural History Museum, London
  8. L08
    Misconceptions about evolution
    University of California Museum of Paleontology / Understanding Evolution
  9. L09
    Genetic drift
    University of California Museum of Paleontology / Understanding Evolution
  10. L10
    Cycles of Matter and Energy Transfer in Ecosystems (LS2.B)
    Smithsonian Learning Lab / Next Generation Science Standards
  11. L11
    Environmental DNA (eDNA)
    U.S. Geological Survey / Water Science School / 2018-06-05(公開日)
  12. L12
    Environmental DNA metabarcoding facilitates integrative conservation assessments and species rediscoveries in tropical biodiversity hotspots
    University of Trier、エクアドルの研究・保全機関ほか国際共同チーム / 2026-03-03(公開日)

    アンデス地域の環境DNA調査。特定の地点・方法で得られた検出結果であり、DNAが見つからないことだけで生物の不在は断定できません。

  13. L13
    The Human BioMolecular Atlas Program (HuBMAP)
    U.S. National Institutes of Health (NIH) Common Fund / 2026-05-27(更新日)
  14. L14
    Mapping 1.6 million gut cells to find new ways to treat disease
    Wellcome Sanger Institute / 2024-11-20(公開日)

    複数のデータを統合した腸の細胞地図。細胞の種類や配置を調べる資料で、人体の全機能を解明した地図ではありません。

  15. L15
    A spatiotemporal lifecycle atlas decodes spatial coordination in rice
    Huazhong Agricultural University、BGI Research、Yazhou Bay National Laboratory、Southern University of Science and Technology、Chinese Academy of Sciencesほか / 2026-10-06(公開日)

    イネの器官と発達段階を扱う時空間の細胞地図。測定した試料をつなぐ解析と、同じ細胞を連続して追跡することは区別します。

  16. L16
    A transcriptional atlas of early Arabidopsis seed development suggests mechanisms for inter-tissue coordination
    Whitehead Institute / Massachusetts Institute of Technologyほか / 2026-05-21(公開日)

    シロイヌナズナの種子ができる初期の細胞地図。特定の植物と条件で得られた結果であり、別の生物へそのまま当てはまるとは限りません。

  17. L17
    Forest Ecosystem Services in the Northwest
    USDA Forest Service / Northwest Climate Hub / Pacific Northwest Research Station / 2026-09-03(更新日)
  18. L18
    Multiscale topology classifies cells in subcellular spatial transcriptomics
    University of Oxford、Max Planck Institute、BGI Researchほか / 2024-06-19(公開日)
  19. L19
    Mutations are random
    University of California Museum of Paleontology / Understanding Evolution

家庭での観察は、資料の考え方をもとにコノマナ編集部が組み立てた活動です。興味や読むペースに合わせ、一つの問いから楽しんでください。研究の更新や出典の変更が確認できた際に内容を見直します。