海面から光が差し込む沿岸の海藻の森と、その間を泳ぐ魚

地球・海洋|大地・海の循環・深海を親子で読む

KONOMANA / EARTH & OCEAN

地球・海洋

海の下から、
つながる地球をたどる。

雨上がりの水たまり、海岸に寄せる波、深い海の生きもの。別々に見えるものも、地球の中でつながっています。大地から海の循環、最新の深海研究へと読み進めます。

小学生と保護者へ資料確認 2026年10月20日
海面から光が差し込む沿岸の海藻の森と、その間を泳ぐ魚
光が差し込む沿岸の海藻の森。海の生きものと、光・水・大地のつながりをたどります。
このページの読み方

「波はどうして進むの?」「暗い深海では、何を食べるの?」。気になる図や問いを一つ選んでみよう。保護者は図の下の詳しい説明や出典へ。観察を楽しみたい人は、家でできる活動へ進めます。

親子で、図から読み進める

身近な「どうして?」から読もう。

図の矢印や形を見比べよう。「考えてみよう」を開くと、理由を確かめられます。

このページの目次 気になる問いから読めます
  1. 01足もとの地球は、どこまで分かっている?
  2. 02海底も大陸も、動くプレートの上にある
  3. 03海の水は、空や陸へどうつながる?
  4. 04海は、水と一緒に熱も運ぶ
  5. 05潮の満ち引き、波、海流は何が違う?
  6. 06日の光が届かない海にも、食べ物はある?
  7. 07広くて深い海を、どうやって測る?
  8. 08海の変化を、一年の数字だけで決めない
  9. 09家で小さく観察する
  10. 10分かったことと、次の問いを分けて残す
地球の内部

足もとの地球は、どこまで分かっている?

身近な例と図で考える 01

開けられない地球を、外から調べる

ふたの閉まった箱でも、音や重さから中身を考えられます。地球も、直接見られない内部を、外で測れる手掛かりから調べています。

地球の中身と、それを調べる手掛かり
  1. 1 地殻地表を覆う薄い岩石の層。
  2. 2 マントル大部分は固体の岩石。長い時間では動く。
  3. 3 外核金属を主成分とする液体。
  4. 4 内核中心側にある固体。
中を知る手掛かりを、次のように合わせます。
  1. 波が届く地震で生じた波が地下を通り、各地の観測装置へ届く。
  2. 違いを測る波の届く時刻などを比べ、地下のどこに違いがあるか考える。
  3. 別の手掛かりと比べる岩石や電気の通りやすさなど、ほかの観測でも説明が合うか調べる。
地表から中心へ向かう順番を示した模式図です。色や層の厚さの比率は実際と同じではありません。
ここが大切

箱と地球では、使う観測も規模も異なります。断面図は写真ではなく、複数の証拠から考えた内部の模型です。

考えてみよう · 開くと説明が読めますマントルが赤く描かれた図を見たら、液体だと思っていい?

色だけでは決められません。高い温度を赤で示す図もありますが、マントルの大部分は固体の岩石です。とても長い時間では変形し、ゆっくり動きます。

しくみを、もう少しくわしく読む ↓ 出典 1222

地球の表面は、地殻という薄い岩石の層で覆われています。その下には、地球の大きな部分を占めるマントルがあり、さらに中心側には金属を主成分とする核があります。核は、液体の外核と、固体の内核に分けて考えられています。地球の中身は、どこも同じ岩石で詰まっているわけではありません。1

地球の断面図を見ると、マントルが赤く描かれていることがあります。しかし、その色は高い温度を表すためのものです。マントル全体が、液体のマグマの海になっているわけではありません。大部分は固体の岩石ですが、高温・高圧のもとで、とても長い時間をかけると変形し、ゆっくり動くことができます。2

では、人が中まで行って確かめたのでしょうか。研究者は、地震の波が伝わる速さや経路、地表で得られる岩石などを組み合わせて内部を調べます。例えば、同じ種類の波でも、通る物質や状態によって伝わり方が変わります。直接見えないものを、測れる手掛かりから考えているのです。2・22

2025年5月22日にJAMSTECなどが発表した研究では、東北地方中央部で、地震波の伝わり方と電気の通りやすさを組み合わせ、水やマグマの分布をより詳しく推定しました。地下を直接撮影した写真ではなく、観測と計算をつないだ結果です。特定の地域で得られた成果で、地球の内部全部を同じ細かさで解明したわけではありません。22

地球の大まかな層構造は多くの観測で支えられています。一方、深部の細かな物質の分布や動きには、研究が続いている問題があります。断面図は、現在分かっていることを整理した図で、地下の様子をそのまま撮影した写真ではありません。

プレート

海底も大陸も、動くプレートの上にある

身近な例と図で考える 02

二冊の本で、境目の動きを思い描く

表紙に陸と海の地図を描いた二冊の本を、机に並べた場面を想像してください。ここでは、本一冊を一枚のプレートに見立てます。

プレートの境目、三つの動き
離れる二冊が離れる向き。海の中では、間に上がった物質が冷え、新しい海底になる場所がある。
近づく二冊が近づく向き。海の境目には、一方が下へ沈み込み、深い海溝ができる場所がある。
横にずれる隣り合った二冊が、境目に沿ってすれ違う向き。
三つは別々の境目の比較です。離れたあとに必ず近づく、という順番ではありません。
ここが大切

本で似せられるのは動く向きです。プレートの材質や厚さ、地球内部の熱と関わる長い時間の動きまでは再現できません。

考えてみよう · 開くと説明が読めます海の部分も、本と一緒に動くのかな?

海底の岩石もプレートの一部なので、陸と一緒に動く場合があります。その上にある海水の流れは、岩石の板の動きとは分けて考えます。

しくみを、もう少しくわしく読む ↓ 出典 134

地球の外側の硬い部分は、いくつものプレートに分かれています。プレートは地殻だけでなく、その下の硬いマントルの一部も含む岩石の板です。大陸と海底が別々の乗り物に乗っているとは限らず、一つのプレートに両方が載っている場合もあります。1

プレートの境目には、互いに離れる所、近づく所、横にずれる所があります。海の中で離れる境目には、内部から上がった物質が冷えて、新しい海底の岩石になる場所があります。

近づく境目では、一方のプレートが他方の下へ沈み込むことがあります。そのような場所の深い溝が、海溝(かいこう)です。こうしたプレートの動きは、火山や地震を考える上でも大切です。3

この動きは、毎日見ている地面からは分かりにくいほどゆっくりです。それでも、位置を繰り返し測ると変化を捉えられます。海底の岩石に残る磁気の模様や、岩石ができた年代も、過去の動きを知る手掛かりになります。一つの証拠だけでなく、違う測り方が示す結果を照らし合わせます。4

海底は、深い水を取り除いたら現れる平らな床ではありません。長く続く山脈、急な斜面、深い溝などがあります。そうした地形は水の流れや、生き物が暮らす場所とも関わります。地球の内部、海底の形、海水の動きを別々に学んだあと、つなぎ直してみると、地図の見え方が変わります。

水循環

海の水は、空や陸へどうつながる?

身近な例と図で考える 03

ぬれたタオルの水は、どこへ行く?

洗ったタオルは、ぐらぐら沸かさなくても乾きます。布の水の行き先を考えると、海から空へ進む水の道も見えてきます。

水は姿を変えながら移動する
  1. 1 蒸発する布の水が蒸発し、目に見えない水蒸気として空気に混ざる。海の表面でも蒸発が起こる。
  2. 2 水滴や氷の粒に水蒸気を含む空気が冷えるなどして、雲をつくる小さな水滴や氷の粒ができる。
  3. 3 雨や雪として降る粒が育つと、雨や雪として地上へ降ることがあります。
  4. 4 川や地下を通る陸の水には、川や地下を通って海へ戻る道があります。
1〜4は水の移動の一例。土にしみ込む道や、植物から空気へ戻る道もあり、いつも同じ順番で回るわけではありません。
ここが大切

タオルの観察で直接見たのは、ぬれ方の変化です。その水がすぐに雲になったと確認できたわけではありません。

親子の会話例海からできる雨も、しょっぱいの?

雨の日に、海から空へ向かう水の図を見ながら。

子供

海の水が空に上がるなら、雨もしょっぱいの?

保護者

海の水が、そのまま上へ運ばれるのとは違うんだ。水が蒸発すると、目に見えない水蒸気になって空気に混ざるよ。塩の仲間は、主に海に残るんだ。

子供

じゃあ、白い雲になったときに、塩が消えるの?

保護者

塩は、雲になる前の段階で主に海に残っているよ。空気が冷えるなどして、水蒸気から小さな水滴や氷の粒ができる。それが集まって見えるのが雲なんだ。

子供

そっか。水が空へ行っても、塩は海に残るんだね。

保護者

そう。海から空へは水をたどり、塩は海に残して見てみよう。海水のしょっぱさが、そのまま雨へ移るわけではないんだね。

一緒に確かめること水が移る道と、水に溶けていた塩が残る場所を分けると、水循環が見えてきます。

考えてみよう · 開くと説明が読めます水蒸気と雲は、どちらも目に見えるかな?

水蒸気そのものは、ふつう見えません。雲で見えるのは小さな水滴や氷の粒で、気体の水蒸気とは姿が違います。

しくみを、もう少しくわしく読む ↓ 出典 56

海の水も、雨も、地面の下の水も、地球の中でつながっています。水は、液体の水・氷・水蒸気と姿を変えながら、空・陸・海の間を移ります。このつながりを水循環(みずじゅんかん)といいます。海は、地球の水が大量に集まる場所です。5

水は、ぐらぐら沸騰していなくても、表面から少しずつ水蒸気になります。これが蒸発です。水蒸気そのものは、ふつう目には見えません。空気が冷えるなどして水蒸気が小さな水滴や氷の粒になると、雲をつくる材料になります。雲を「水が気体になったもの」とだけ説明すると、この違いが抜けてしまいます。5・6

雨や雪として陸へ降った水の一部は、川を流れて海へ向かいます。一部は土へしみ込み、地面の下にたまったり、ゆっくり移動したりします。植物を通して空気へ戻る水もあります。すべての水が同じ道順を通り、同じ速さで海へ戻るわけではありません。5

海水には塩の仲間である塩類(えんるい)が溶けています。水が蒸発するとき、この塩類は主に海に残ります。空へ移るのは気体になった水なので、海水のしょっぱさがそのまま雨に引き継がれるわけではありません。「水」と「水に溶けているもの」を分けてたどってみよう。6

水循環の図の矢印を見るときは、「どこから、どこへ」「どんな姿で」「どれくらいの時間をかけて」と三つに分けてみましょう。雨の日の一枚の写真から、地下水まで含めた水の動きを全部知ることはできません。

海と熱

海は、水と一緒に熱も運ぶ

太陽から受け取る熱は、地球のどこでも同じではありません。海は熱を受け取り、たくわえ、空気との間でやり取りします。さらに、水が流れることで熱も運びます。そのため、海を調べることは、遠い海のことだけでなく、気温や雨の変化を考えることにもつながります。7

海の流れには、いくつもの働きが関わっています。海面近くでは風が水を動かします。水温や塩分によって水の密度が違うことも、流れを生みます。密度とは、同じ体積にどれだけの物質が詰まっているかを示すものです。冷たさだけでなく塩分も関わるため、「冷たい水はいつでも同じように沈む」と一つの条件だけで決めることはできません。7

一つずつ理由をたどる · 海水の重なり

海の水は、どうして上下に重なるの?

おみそ汁を作るとき、水を足すと味がうすくなります。海でも、雨や川の水が加わると、塩分が少なくなる場所があります。味の違いだけでなく、水の重なり方にも関係します。

塩分は、水に溶けている塩類の割合です。雨が加わって塩分が下がるのは、塩が消えるからではありません。水が増え、塩類の割合が小さくなるからです。

まずは、同じ大きさで比べよう

同じ大きさのコップを二つ並べ、同じ線まで水を入れたところを想像してね。温度も同じにします。一方は塩分が少なく、もう一方は多い水です。同じ体積で比べると、塩分の多い水の方が重くなります。この「同じ大きさにそろえて、重さを比べる」見方が、密度(みつど)を考える手掛かりです。

コップの水を増やす話とは違う

小さなコップの水より、バケツの水の方が重いよね。それだけでは密度は比べられません。まず同じ体積にそろえることが大切です。密度は、全部合わせた重さのことではありません。

雨が加わったあとの、水の重なりの一例
  1. 1 · 雨が加わる

    海面近くの水に、塩分の少ない雨水が加わる。

  2. 2 · 塩分が少なくなる

    温度などの条件が同じなら、塩分が減ると密度は小さくなる。

  3. 3 · 上にとどまりやすい

    同じ体積なら軽い水が上にあると、重い水の下へ入り込みにくく、上下が入れ替わりにくくなる。

これは、塩分の働きに注目した一例です。海水の密度には水温も関わり、深い場所では圧力も考えます。実際の海では、風や波、流れによる混ざりもあるので、雨だけで水の動きは決まりません。

反対に、海面で蒸発が起こると、水は空気へ移り、塩類は主に海に残ります。同じ場所でも、「水が加わる」「水が空へ移る」で塩分が変わる向きは違います。第3章の水循環が、海の中の様子にもつながっているのです。

水温の違いも大切です。ふつうの海水では、塩分などをそろえて比べると、冷えるほど密度が大きくなります。でも、冷たい水と温かい水の塩分まで違うなら、温度だけで上下を決められません。「何を同じにして比べた?」と考えてみよう。

確かめよう · 小さなコップと大きなバケツ。重い方が、密度も大きい?

その比べ方だけでは分かりません。水の体積が違うからです。同じ体積を取り分け、同じ温度などの条件で比べる必要があります。「たくさんあるから重い」と「同じ大きさでも重い」を分けてみよう。

確かめよう · 雨がたくさん降ったら、海の上と下は必ず混ざらなくなる?

必ず、とは言えません。雨で表面付近の密度が小さくなると、上下に入れ替わりにくくなる場合があります。一方、強い風などは水を混ぜます。塩分、水温、風の働きを一緒に調べることが必要です。

研究とつながる · 雨は、海の混ざり方も変える?

2025年4月17日公表の研究は、アラビア海の2014〜2023年の水温・塩分の観測、衛星による雨の資料、海の数値モデルを合わせました。強い雨の続いた時期に塩分が低下し、冬に上下の水が混ざる深さが浅くなったことを示しました。

これは特定の海域と期間の結果です。海全体が同じように変わったと示したものではありません。「雨が降る → 水の性質が変わる → 混ざり方が変わる」というつながりを、観測と計算で調べた例です。

Thoppil(2025)原著論文を読む ↗ / 基本のしくみ:NOAA「Sea Water」↗

親子で一言にするなら:「海は同じ水でいっぱいなのではなく、温度や塩分の違う水が、動きながら重なっている」。この違いが、熱や酸素、植物プランクトンの成長に必要な成分の運ばれ方にも関わります。

海流の地図にある矢印は、海の中に壁のある水路が通っているという意味ではありません。流れの強さや位置は変わり、渦や上下の混ざりもあります。広い範囲の大まかな流れと、ある入り江で今日起きている流れを、同じ一枚の矢印で説明するのは難しいのです。

2026年1月9日公表の国際研究では、海面から深さ2,000mまでの海にたまった熱が、2025年に観測記録で最も多くなったと報告されました。一方、2025年の海面の年平均温度は2024年より低く、観測記録では3番目の高さでした。表面の温度と、海面から深さ2,000mまでの海にたまる熱は、違う指標なのです。8

この研究は、中国科学院などの研究者が複数の観測・解析資料を比較したものです。全海域の水を一度に直接測った結果ではなく、観測を組み合わせて推定しています。海に熱がたまる傾向と、場所ごとの変化の違いを、両方見る必要があります。

潮・波・海流

潮の満ち引き、波、海流は何が違う?

身近な例と図で考える 04

同じ水面の、三つの動き

水たまりに雨粒が落ちると、輪が外へ広がります。輪の形が進むことと、水が川のように流れることを分けると、海の動きも整理できます。

何が変わるのかを、三つに分ける
波風が水面へ力を伝える→水が揺れ、波の形が先へ伝わる。
潮の満ち引き月・太陽の引力→海面の高さが周期的に変わる。
海流風や水の密度の違いなど→水が別の場所へ流れ、熱などを運ぶ。
金色の矢印は、波の形が進む向きや海面の上下。青い矢印は、水の流れる向きです。三つは別々に比べます。
ここが大切

実際の海では、三つの動きが重なります。何がきっかけで、何が変わるのかを分けて見てみましょう。

親子の会話例波が進むと、水もずっと旅をするの?

おふろに浮かぶおもちゃを思い出し、波の図を見ながら。

子供

おふろの波って、向こうまで進むよね。水も一緒に向こうへ行くの?

保護者

波の山が進むことと、水が流れ続けることを分けてみよう。水の揺れが隣の水へ伝わると、波の形は先へ進むんだ。

子供

でも、浮かぶおもちゃは動くよ。

保護者

うん、波が来ると、おもちゃも水と一緒に上下などに揺れるね。波が先へ進んでも、水が同じ速さでずっと先まで運ばれるわけではないよ。図の水の動きと、波の進む向きを見比べよう。

子供

じゃあ、海では水は流れていないの?

保護者

海流では、水そのものが流れているよ。実際の海には流れも重なり、岸で波が崩れると水を運ぶこともある。だから「波で揺れる」と「水が流れる」を分けて考えるんだ。

一緒に確かめること波の形が伝わる向きと、水そのものが動く向きは、いつも同じではありません。

考えてみよう · 開くと説明が読めます波が来たら、遠くの水が全部こちらへ届いたのかな?

波の山は先へ進んでも、水の一粒一粒が山と一緒に遠くから進んでくるわけではありません。水の揺れが、次の場所へ伝わっていきます。実際の海には水の流れも重なるので、「水は少しも移動しない」と言い切るのも違います。

しくみを、もう少しくわしく読む ↓ 出典 791011

潮の満ち引きは、月や太陽の引力の影響で、海面の高さが周期的に変わる現象です。海面が最も高くなるころを満潮、最も低くなるころを干潮と呼びます。多くの海岸では一日におよそ二回ずつありますが、回数や高さの変わり方は場所によって異なります。大陸や海底、湾の形が、潮の動きに影響するためです。9・10

一方、ふだん見かける細かな波の多くは、風が海面へエネルギーを渡すことで生まれます。波の山が先へ進むことと、水が同じ速さでずっと運ばれることは区別して考えます。小さな波の形を追うと、「何が動いて見えるのか」という問いが生まれます。11

海流は、水がある場所から別の場所へ流れる動きです。潮に伴って水平方向へ流れる潮流もあります。海面の高さが変わること、波の形が伝わること、水そのものが流れることは、互いに関係しながらも、同じ意味ではありません。7

また、津波は月の満ち欠けが起こす波ではありません。海底の地震などによって水が大きく動かされることで生じます。台風などの風や気圧によって海面が大きく上がる高潮とも、原因を分けて考えます。見た目だけで海の安全を判断せず、海辺で活動する場合の確認と判断は大人が担います。11・12

潮位のグラフには、天体の動きなどから計算した値と、実際に観測した値があります。風や気圧などの影響で、二つがずれることもあります。「満潮の時刻を知っている」と「その場所で安全に過ごせる」は、別の判断です。12

深海の生命

日の光が届かない海にも、食べ物はある?

身近な例と図で考える 05

食べ物の道を、エネルギーまでたどる

食卓の魚は何を食べ、その食べ物はどう作られたのでしょう。つながりを逆にたどると、食べ物をつくるエネルギーまで行き着きます。

表層と海底から、食べ物の道をたどる
海の表層:光を使う道
  1. 太陽の光光のエネルギーを受け取る。
  2. 植物プランクトンなど光合成で有機物をつくる。
  3. 食べる生き物食べ物として材料やエネルギーを受け取る。
↓ 死がいや小さな粒が沈む
深海の生き物の食べ物にもなる
深い海底の一部:化学反応を使う道
  1. 硫化水素やメタンなど化学反応で得られるエネルギー。
  2. 微生物光を直接使わずに有機物をつくる。
  3. 周りの生き物微生物を食べたり、体内に住まわせたりする。
一部のメタンは、沈んだ有機物に由来することもあります。表層から深海への道と、海底でつくられる食べ物の道はつながっています。
ここが大切

糖などの有機物(ゆうきぶつ)は、生きものの体や食べ物になる材料です。図では「何を食べる?」から、さらに「その食べ物をつくるエネルギーはどこから?」へ、矢印を逆にたどってみよう。実際には、ほかにも多くのつながりがあります。

考えてみよう · 開くと説明が読めます暗い海で食べ物ができるなら、太陽とは無関係なのかな?

その場の微生物は光を直接使わずに有機物をつくれます。ただし、海底のメタンには、表層から届いた有機物に由来するものもあり、道はつながっています。

しくみを、もう少しくわしく読む ↓ 出典 131416

海は、深くなるほど光が弱くなります。水の透明度などで違いますが、光合成に十分な光があるのは主に表層です。深い海では、海面付近から沈んでくる生き物の死がいや小さな粒などが、食べ物を支える材料になります。13・14

深く潜るほど、水による圧力も大きくなります。その環境で暮らす生き物は、体のつくりや働きが私たちとは異なります。「深海は人間に厳しい環境だから、生き物もいない」とは言えません。どんな条件で、どのように暮らしているのかを、実際の観測から調べます。15

海底の一部には、熱い水が出る熱水噴出域や、メタンなどを含む水がしみ出す場所があります。そこで働く微生物の中には、光ではなく化学反応のエネルギーを使って、有機物をつくるものがいます。この働きを化学合成と呼びます。微生物を食べたり、体の中に住まわせたりする生き物が、その周りの食べ物のつながりを支えています。14

2025年7月30日に公表された研究では、千島・カムチャツカ海溝と西部アリューシャン海溝の調査で、深さ5,800〜9,533mに化学合成に支えられた生物群集が確認されました。中国科学院などの研究チームが、有人潜水船による観察と試料の分析を組み合わせた成果です。16

ただし、この結果から、すべての深海で同じ生態系が広がるとは言えません。調べた地点以外の分布や、海溝全体の物質循環へどの程度関わるのかは、さらに調べる必要があります。また、「その場で光を使わない」ことと、海面近くの生物がつくった物質とまったく無関係であることも、同じではありません。研究では、海底の堆積物に埋まった有機物から微生物がメタンをつくる働きも示されています。16

観測の技術

広くて深い海を、どうやって測る?

海の研究では、船、人工衛星、海に浮かぶ観測装置、潜水船などを組み合わせます。船では、水を採ったり、海底の試料を調べたりできます。しかし、一隻の船が同時に調べられる場所には限りがあります。知りたいことに合わせて、測り方を選ぶ必要があります。

国際的なアルゴ計画では、自動で浮き沈みする観測装置「アルゴフロート」を使います。基本的なフロートは、海面から深さ2,000mまでの水温や塩分などを繰り返し測り、海面へ上がると衛星を通じてデータを送ります。深い海を測るものや、酸素・pHなどを測るセンサーを備えたものもあります。どの装置も全部を測れるわけではありません。17

人工衛星は、広い海の表面の高さなどを繰り返し調べるのに役立ちます。海の内部の温度や、陸にたまる水の変化には、別の観測が必要です。違う装置の結果を重ねることで、一つの変化について、複数の理由を考えられるようになります。18

「データがある」ことと「誤りがない」ことも同じではありません。JAMSTECは、フロートのデータを研究に使えるように、陸上で誤差を監視し、必要な補正を行うことを説明しています。海に装置を出す人だけでなく、センサーを整える人、通信を支える人、記録を確かめる人も研究を支えています。17

海底地形の地図があっても、すべての場所で細かな起伏まで実測されているとは限りません。地図を見るときも、「どんな方法で、どの細かさまで測ったのか」が大切です。まだ詳しく分からない場所があることは、何も分かっていないことではありません。測り方の限界を示すことも、地図の大事な情報です。19

図とデータを読む · 観測の細かさ

地図を大きくしたら、海の小さな渦も見える?

町の位置が分かる地図でも、家の前の細い道まで描いてあるとは限りません。画面を大きくしても、もとの地図にない道は増えないよね。海の観測でも、「どこまで細かく測ったか」が大切です。

同じ範囲を、大きなますと小さなますで表すと
大きなますでまとめる

広い範囲の大まかな違いは分かる。一つのますの中にある細かな違いは、まとめられる。

小さなますで分ける

小さなまとまりも見分けやすい。ただし、細かく測っても、誤差やまだ測っていない場所が残ることはある。

観測の細かさを考えるために作った模式図です。実際の海の観測値ではなく、ますの数も装置の性能を表していません。色は違いを示す記号です。

ここで大切なのは、絵をきれいに描くことではなく、元の情報がどこまであるかです。測った場所の間を、周りの値から計算して埋める地図もあります。つなぎ目が滑らかでも、どの場所も同じ細かさで直接測ったとは限りません。

観測で得たこと

例えば、人工衛星が測った海面の高さの違い。装置が何を測るのか、説明を確かめます。

観測から考えたこと

高さの違いをもとに、物理の法則や別の資料を使って計算した流れ。海の中を全部撮影した写真ではありません。

確かめよう · ぼんやりした海の地図を、画面で10倍に拡大したら?

表示が大きくなっても、もとの観測にない細かな情報は増えません。小さな渦を調べるには、より細かな観測や、ほかの測り方が必要です。新しい情報が追加される地図もあるので、表示の倍率とデータの細かさは分けて確かめよう。

確かめよう · 海面の高さが分かれば、深海の温度も全部分かる?

高さだけでは決められません。海面の高さには水温や水の量、流れなどが関わります。内部の水温・塩分を測るアルゴフロートなど、違う装置の記録を合わせることが必要です。

研究とつながる · 新しい測り方で、北極の小さな渦が見えてきた

2026年4月13日公表の研究は、人工衛星SWOTの海面の高さの観測を、ほかの衛星資料や海の数値モデルと合わせました。北極海のボーフォート海で、半径10km未満の渦も含め、従来の地図では捉えにくかった渦と、渦の多い場所を調べ、水や熱などを運ぶ働きへの理解を進めました。

主に2023・2024年の海氷のない時期を調べた結果です。氷の下や一年中の渦をすべて捉えたわけではありません。観測できる幅にも限りがあります。「もっと細かく測ると、新しい違いが分かる。でも、まだ見えていない範囲も残る」という研究の例です。

Fuほか(2026)原著論文を読む ↗(確定版:2026年4月16日)

家で5分 · 図を読む目を使ってみよう

このページの図を一つ選び、「これは本当の数字? 説明のための絵?」「色は何を表す?」を親子で探してみよう。次に、実測値が載った資料なら、場所・時期・単位を確かめます。分からなければ「この図だけでは分からない」と残して大丈夫です。

親子で一言にするなら:「何が見えたかと同じくらい、何を、どの細かさで測ったかを確かめる」。それがニュースの図や、天気・気候のグラフを読む力につながります。

変わる海

海の変化を、一年の数字だけで決めない

身近な例と図で考える 06

目先の上下と、長い道のりを分ける

階段を上りながら、少し腰をかがめる人を想像しましょう。一時的な頭の上下と、階段全体の向きは、分けて見られます。

短い上下と、長い向きを見分ける
短い変化雨の降り方などで海と陸の間を水が移ると、その年の海面も影響を受ける。
長い変化海水が温まり体積が増えることや、陸の氷が解けることが、長期の海面上昇に関わる。
記録を重ねる一年の値と、長く続けた観測の記録を両方見る。
実測値ではなく、短い上下と長い傾向を見分けるための模式図。実線は上下する記録、破線は長い期間の向きを表し、丸で囲んだ短い部分だけで判断しません。
ここが大切

階段の図は考え方の模型です。海面の変化は一定ではなく、原因は実際の水や熱の観測から調べます。

考えてみよう · 開くと説明が読めますある年の海面上昇が小さければ、温暖化が止まったと言える?

その一年だけでは言えません。海面の長い記録に加え、海にたまる熱や、陸に移った水の量も確かめる必要があります。

しくみを、もう少しくわしく読む ↓ 出典 818

海面の長期的な上昇には、温まった海水の体積が増えることや、陸にある氷河・氷床の氷が解けて海へ入ることが関わります。同時に、雨の降り方などによって海と陸の間で水が移り、年ごとの上がり方も変わります。18

NASAが2026年1月29日に公表した解析では、世界平均海面の2025年の上昇は約0.8mmで、2024年より小さくなりました。ラニーニャに伴う多い雨によって、アマゾン流域など陸側に水が多く移ったことが、上昇を一時的に抑えたと説明されています。これは一つの年の変化です。海に熱がたまる傾向や、海面が長期的に上がっている傾向がなくなった、という意味ではありません。18

また、世界平均の海面と、自分が暮らす地域の海面も分けます。平均は多くの場所をまとめた値で、すべての海岸が同じだけ変わるという意味ではありません。地域の様子を考えるには、その場所での観測や、地面の動きなども含めた資料が必要です。12・18

海水に二酸化炭素が多く溶けると、水の化学的な性質が変わります。その変化を調べる数字の一つが、pH(ピーエイチ)です。酸性・アルカリ性の度合いを表し、この値が下がる方向の変化を、海の酸性化といいます。

現在、外洋の表面付近の平均は弱いアルカリ性です。その範囲にあっても、pHが以前より下がれば酸性化と呼びます。「酸性化した」と「すでに酸性の水になった」は、同じ意味ではありません。20

この変化は、貝殻やサンゴの骨格などの材料になる炭酸カルシウムをつくる条件に影響します。ただし、生物への影響は種類や成長の段階、周囲の条件によって異なります。NOAAの2026年1月8日の解説も、影響を受けやすい生物と、比較的耐える例の両方を示し、観測と研究を続ける必要を説明しています。21

温暖化、海面上昇、酸性化は、関係する部分を持ちながら、同じものを別の名前で呼んでいるわけではありません。何を測った数字か、どの場所・深さか、どの期間かを確かめると、ニュースの見出しだけでは見えない違いが分かります。

親子で観察

家で小さく観察する

ここからは、家にあるものと公開資料で試す三つの観察です。全部を行う必要はなく、一つ5〜10分ほどから始められます。準備・片付けは大人と分けて行い、子供が乗り気でなければ、見て話すだけに変えてください。新しい器具の購入、加熱、薬品、海水の採取は必要ありません。

親子で観察 01

水が減る条件を比べる

同じ形の割れにくい小さな容器を二つ用意します。同じ量の常温の水を少量入れ、外側に水面の位置を印します。一方には手元のふたなどをかぶせ、もう一方は開けておきます。二つを同じ安定した場所へ置き、翌日など、同じ時刻に水面を見ます。観察に使った水は飲まず、終わったら捨てます。

低学年は、水面の印を指さして「同じかな、違うかな」と比べます。高学年は、置いた場所、ふたの有無、観察した時刻を一行ずつ記録してみましょう。最初の準備は5分程度、あとは一日1〜2分が目安です。ふたをした方も完全に閉まっているとは限らず、室内の湿度や空気の動きによっては違いが分かりにくいこともあります。

この観察は、水が液体から見えない水蒸気へ移る働きを考える入口です。二つの水面だけで、蒸発した水の行き先や、地球全体の水循環まで証明できるわけではありません。差が見えなければ、そのまま記録して終えてかまいません。日なたや暖房へ近づけて、急いで結果を出す必要はありません。5・6

親子で観察 02

浅い水の上を進む波を見る

割れにくい浅い容器を、水平で安定したトレーの上に置きます。水は深さ1cm程度まで。容器の端でスプーンを一度だけ、ゆっくり動かし、できた波の山がどちらへ進むかを見ます。次は、波が向こうの壁へ届いたあとを観察します。水がこぼれたら大人とすぐに拭きます。

低学年は、最初に揺れた場所を指さします。高学年は、「スプーンを動かした場所」「波が届いた場所」「壁に当たったあと」を、三枚の簡単な絵にしてみましょう。準備と片付けを含め5〜10分が目安です。

容器の中では、壁から戻る波や、水全体の流れも起こります。この小さな容器は、深さも広さも海とは違います。「動きのきっかけが離れた場所へ伝わった」ところを観察し、そのまま実際の海の波の高さや安全性へ当てはめないでください。11

親子で観察 03

家にいながら、潮のグラフを読む

大人が気象庁の「潮位観測情報」や「潮位表」を開き、一つの地点を選びます。低学年は、高くなるところと低くなるところを、指でなぞります。高学年は、時刻と高さの単位を確認し、計算された天文潮位と実際の観測値が表示されている場合には、二本の線を比べてみましょう。12

画面を一緒に見る時間は5〜10分程度で十分です。紙に高い時刻と低い時刻を一つずつ書くだけでもできます。機器や通信を使いにくい場合は、学校・図書館などで見られる資料を一つ選ぶか、この観察は省いてかまいません。

二本の線に違いがあったら、例えば「計算より高かった時刻はいつ?」と、一か所を比べてみましょう。天体の動きから計算した高さと、風や気圧などの影響も受けた実際の高さでは、違いが出ることがあります。違うからすぐに間違い、と決める必要はありません。

次の問い

分かったことと、次の問いを分けて残す

観察のあとに長いまとめを書く必要はありません。「見たこと」「そう考えた理由」「まだ分からないこと」を、一つずつ話してみてください。例えば、「水面が少し下がった」は見たこと、「蒸発したのかもしれない」は説明、「どれくらい空気へ移ったか」は、この観察だけでは分からないことです。

研究でも、新しい装置で詳しく測ると、それまで一つに見えたものの違いが見つかります。海の熱を測ること、深海の生き物を探すこと、潮位を長く記録することは、別々の仕事でありながら、一つの地球を理解するためにつながっています。

「もう全部分かった」と終える代わりに、「別の場所でも同じだろうか」「もう少し長く測ったらどうなるだろう」と、次の問いを一つ残してみましょう。興味が続けば、図鑑や地図、研究機関の公開映像へ進めます。今日は一つの問いで終わるという選び方もできます。

RESEARCH & SOURCES

研究の出典と、分かる範囲。

本文の数字から、対応する資料へ進めます。2025〜2026年の研究と、基本のしくみを支える公的機関・大学などの資料を参照しました。研究の公表日と観測した年は、本文で分けて示しています。資料確認:2026年10月20日。

  1. E01
    Inner Earth Model
    U.S. National Park Service / American Geosciences Institute / 2020-02-11(ページ更新日)
  2. E02
  3. E03
    Types of Plate Boundaries
    U.S. National Park Service / American Geosciences Institute / 2020-02-11(ページ更新日)
  4. E04
  5. E05
    Water cycle
    U.S. Geological Survey, Water Science School
  6. E06
    Evaporation and the Water Cycle
    U.S. Geological Survey, Water Science School / 2019-06-08(ページ記載日)
  7. E07
    What is a current?
    NOAA National Ocean Service / 2026-09-23(ページ更新日)
  8. E08
    Ocean Heat Content Sets Another Record in 2025
    Pan, Cheng, Abraham et al. / Advances in Atmospheric Sciences / 2026-01-09(原著オンライン公開日)

    2025年の海洋蓄熱を複数の観測・解析資料から評価した研究。海面の温度と、海中にたまった熱を分けて読みます。

  9. E09
    What are tides?
    NOAA National Ocean Service / 2026-09-23(ページ更新日)
  10. E10
    Types and Causes of Tidal Cycles
    NOAA National Ocean Service
  11. E11
    Why does the ocean have waves?
    NOAA National Ocean Service / 2026-09-23(ページ更新日)
  12. E12
  13. E13
  14. E14
    Wild and Bizarre Marine Life
    NOAA Ocean Exploration / Emily Crum / 2022-10(記事内のOYLA号数・年月表記)
  15. E15
    How does pressure change with ocean depth?
    NOAA National Ocean Service / 2026-09-23(ページ更新日)
  16. E16
    Flourishing chemosynthetic life at the greatest depths of hadal trenches
    Peng, Du, Gebruk et al. / Nature / 2025-07-30(原著オンライン公開日)

    海溝の調査地点で確認した化学合成群集。調べていない海域にも同じ分布があると示した結果ではありません。

  17. E17
  18. E18
    NASA Analysis Shows La Niña Limited Sea Level Rise in 2025
    NASA Jet Propulsion Laboratory / 2026-01-29(記事公開日)

    2025年の世界平均海面の解析。単年の上昇が小さくなることと、長期的な上昇傾向は区別します。

  19. E19
    UN Ocean Conference: UNESCO urges investment in oceanographic research
    UNESCO / 2025-06-07(公表日)

    海底地形の測量と国際的な地図づくりについての資料。地図があることと、すべての場所を細かく実測したことは同じではありません。

  20. E20
  21. E21
    Turning the Tide
    NOAA Ocean Acidification Program / 2026-01-08(記事公開日)
  22. E22
    地球内部の水・マグマをとらえ、地震や火山の仕組みに迫る―地震波と電気伝導度の統合解析による東北地方の地下イメージング―
    東京大学・東京科学大学・東北大学・富山大学・産業技術総合研究所・JAMSTEC / 2025-05-22(研究機関の共同発表日)

家庭での観察は、資料の考え方をもとにコノマナ編集部が組み立てた活動です。興味や読むペースに合わせ、一つの問いから楽しんでください。研究の更新や出典の変更が確認できた際に内容を見直します。